一年の繁盛を祈念　石巻青果市場・花き部、初市　１万7000本が入荷

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　石巻青果花き地方卸売市場花き部の初市式が４日、東松島市赤井の同市場で開かれた。関係者が一年の商売繁盛などを祈念し、競りがスタートした。

　初市式には市場を運営する石巻花卉（かき）園芸の関係者や生花店主のほか、来賓の渥美巌東松島市長、斎藤正美石巻市長ら約５０人が出席した。

　同社の立花善孝社長は「昨年は猛暑の影響もあり、需要に対して供給が追いつかない年だった。生産者と密に連携を取ることで、多くの消費者に商品が届くようにしたい」とあいさつし、出席者はお神酒で乾杯した。

　初競りでは、キクやストックなど約１万７０００本が入荷。取扱高は計約１８０万円で単価は平年並みだった。

　石巻花卉園芸によると、昨年は生育障害が広がるなど猛暑の影響を強く受けた一年だったという。国内生産に限りがある上、燃料費の高騰で石巻を仕入れ先に選ぶ業者が目立ち、通年で高単価で推移した。取扱量は１１４４万８２３５本で前年比２．２％増となり、金額は１０億９９０１万円で４．７％増えた。

　青果部の初市式は５日午前７時から行われる。