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初代マンガッタンライナー3月引退 運行22年、老朽化進む 最終日にセレモニー

運行を終了する「マンガッタンライナーI」(c)石森プロ(JR東日本東北本部提供)

 JR東日本東北本部は10日、故石ノ森章太郎さん(登米市出身)の人気漫画キャラクターを車体に描いた仙石線の初代「マンガッタンライナー」が、3月23日で運行を終了すると発表した。205系車両の老朽化に伴い引退する。

 マンガッタンIは2003年3月、石巻市との共同事業として、あおば通-石巻間に4両編成の快速列車として投入された。「ロボコン」「秘密戦隊ゴレンジャー」「仮面ライダー」「サイボーグ009」のキャラクターが描かれ、幅広く親しまれた。

 最終運行は、下りがあおば通午前10時48分発石巻行き、上りが石巻午後0時46分発あおば通行き。当日は石巻駅仙石線ホームで、正午ごろから引退セレモニーを開く。アニメソング歌手の遠藤正明さん(石巻市出身)や石巻市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」らが登場し、上りの最終列車を見送る。

 マンガッタンライナーは08年に2代目が仙石線に登場。東日本大震災後の13年3月~15年5月には石巻線でも運行され、22年には仙石東北ラインに2編成が投入された。いずれも運行を継続する。

 JR東は25年度の冬、仙石線に新型車両「E131系」を導入し、現行の205系と順次置き換える。新型車両にマンガッタンと同様のラッピングを施すかどうかは未定としている。

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