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色彩模様いしのまき <白> 日本製紙石巻工場の紙(石巻市南光町)

工場で行われている雑誌やチラシ向けのロール紙の製造作業。巨大な紙に圧倒される
石巻工業港近くに立地する工場。煙突から真っ白な蒸気が上がる

<巨大ロール、存在感放つ>

 幅約6メートル、重さ約20トンもの巨大なロール紙が、天井クレーンでゆっくりと運ばれてきた。その紙を巻き取り、一定の幅でカットすると、雑誌やチラシ向けのロール紙四つが完成した。

 石巻市南光町の日本製紙石巻工場は、市内を流れる北上川の豊富な水を使い、印刷用などさまざまな紙製品を生産する。その生産量は年間51万トンに上る。

 1938年、東北振興パルプ石巻工場として設立。40年に操業を開始し、企業合併を重ねて現在の社名となった。東日本大震災では工場が津波で甚大な被害を受けたが、震災から1年半後に完全復活した。

 グループ会社を含む約1400人が働き、24時間稼働する。煙突から出る蒸気も真っ白。工場夜景のスポットとしても人気が高い。

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