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宮城のガソリン価格が最高値更新 初の185円台、山形は191円

 資源エネルギー庁が22日まとめた東北のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は20日現在、前週より5円10銭高い184円20銭だった。16日からの政府の補助金縮小が影響し、大幅に上昇した。宮城県の価格は6円30銭上昇の185円10銭となり、県別の統計がある2004年6月以降の最高値を更新した。

 東北の平均価格が184円を超えたのは23年9月以来、約1年4カ月ぶり。宮城のこれまでの最高値は、23年9月と08年8月に記録した184円だった。

 県別の価格は表の通り。最高は山形の191円で、岩手の価格は全国最安値を維持した。前週まで2週連続で値下がりしていた宮城は、上昇幅が全国最大となった。石油情報センターの担当者は「宮城は小売店の競争が激しく、価格の変動幅が大きくなった可能性がある」と指摘した。

 政府は全国平均価格を185円程度に抑えるよう、石油元売り会社に補助金を支給しており、次週は小幅な値動きとなる見通し。

 東北のハイオクの平均価格は5円20銭高い195円30銭、軽油は4円90銭高い164円90銭。灯油(18リットル)は店頭が77円上昇し2210円、配達が79円上がり2345円だった。

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宮城県警 みやぎセキュリティメールより