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蛇口盗難相次ぐ 石巻・運河交流館トイレ閉鎖、対策強化へ 北上川下流河川事務所

 石巻市水押3丁目の北上川・運河交流館で、トイレの洗面台から蛇口が盗まれる被害が相次いだ。昨年12月から今月にかけて計4個が盗難に遭い、管理する北上川下流河川事務所は17日、トイレを閉鎖した。利用再開の時期は未定。今後は防犯カメラの追加設置など盗難対策を強化する。

蛇口が盗まれた交流館のトイレの洗面台

 交流館は外側に男女別と多目的トイレがあり、河川利用者が常時使用できるように24時間開放していた。常駐の管理人はいない。

 昨年12月27日、男性用トイレに2台ある洗面台のうち1台から、蛇口がなくなっているのを清掃員が発見した。翌28日には女性用からも1個が盗まれた。

 事務所は今月10日、石巻署に被害届を提出したが、12日には女性用から、17日には男性用から、それぞれ残り1個も盗まれているのが見つかった。事務所は被害拡大を防ぐため同日、トイレを閉鎖した。

 交流館は1999年7月に開館。東日本大震災で被災し、改修工事を経て2022年4月に再開した。館内は展示・交流スペースとして活用している。

 同事務所によると、これまで蛇口の盗難被害はなかったという。石巻署によると盗難は金属の売却が目的とみられる。

 同事務所は「地元の要望を受けて24時間使えるようにしていた。使用できなくなり申し訳ない」と話した。不審者に関する情報提供を求めている。連絡先は同事務所涌谷出張所0229(43)3218。

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