閉じる

「土木遺産」仙山線の魅力あれこれ語ろう 22日に仙台でフォーラム

第二広瀬川橋梁を走る仙山線の電車=仙台市青葉区

 仙台、山形両市を結ぶJR仙山線の鉄道施設群が、土木学会の選奨土木遺産に認定されて10周年を迎えたのを記念したフォーラム「みんなで語ろう・仙山線の魅力」が22日、仙台市青葉区の市広瀬市民センターで開かれる。

 青葉区西部の住民グループなどでつくる「関山街道フォーラム協議会」が主催。元東北大大学院准教授の後藤光亀さんが「新・仙山線の魅力」、東北福祉大名誉教授の星山幸男さんが「仙山線のあゆみと果たしてきた役割」と題して、それぞれ基調講演する。

 2人に宮城学院女子大教授の宮原育子さんを加えた座談会では、仙山線の思い出や沿線の見どころ、活性化の秘策などを参加者も交えて語り合う。進行役は、月刊の地域情報誌「りらく」編集長でフリーアナウンサーの渡辺祥子さん。

 鉄橋や転車台といった仙山線の施設は2014年、選奨土木遺産に認定された。関山街道フォーラム協議会事務局長の横山修司さんは「地域の宝である仙山線のあれこれをざっくばらんに話し合いたい」と呼びかける。

 午後1時半開始。定員60人。入場無料で事前申し込み不要。連絡先は協議会090(7939)1855。

作並―山形間の電化に役割を果たした奥新川直流変電所
仙台―作並間を走る蒸気機関車の方向転換に使われた作並駅構内の旧転車台
仙山隧道(面白山トンネル)の山形側西坑口。長さ5・4キロは当時全国3番目の長さだった

関連リンク