青空の下、見渡す限りの緑が風に揺れる。人けのない静寂の中、鳥や虫の鳴き声だけが響く。
5月下旬、山形県境に程近いJR仙山線奥新川駅(仙台市青葉区)のホームに降り立った。奥羽山脈の懐深くに位置する奥新川地区は109万都市・仙台の「秘境」と呼ばれる。
国道48号を西に進み、作並温泉手前から未舗装の林道に入る。高台に行き着くと、土木遺産に認定され仙山線の列車が通る荒沢川橋梁が見通せる。
道中の渓流も心を癒やしてくれる。趣あるつり橋と包み込むような森が調和する。川のせせらぎに耳を澄まし、おにぎりを頬張る老夫婦の姿がほほ笑ましい。
地区の活性化を目指す「奥新川自然振興会」会長の自営業内嶋秀司さん(68)は「奥新川はまさに風光明媚(めいび)。四季折々の風景が魅力だ」とアピールする。
息苦しい生活が続く新型コロナウイルス禍。鳥のさえずりに誘われ、無人のホームでしばしの間、久しぶりに空を見上げる。飛行機雲が長くたなびいていた。(岩田裕貴)
[メモ]奥新川地区は1960年代、旧国鉄や鉱山の関係者約600人が住んでいたが、現在は数世帯のみ。奥新川駅はJR仙山線で仙台駅から約45分。散歩道「奥新川ライン」は土砂崩れなどの危険があるため通行できないなど、立ち入れない場所もある。
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