(1122)心臓のにぎやかな日の牡丹(ぼたん)雪/宇多喜代子(1935年~)
激しい運動の後や感情が大きく動いた時に脈拍が早く、大きくなることがあります。気持ちのいいものではありませんが、自分の意思では止められません。なかなか収まらない拍動に逆に冷静になりながら、じっと心臓の…
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。