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「NPO留学」、行政に反映 職員9人が報告 石巻市

NPOでの体験や学びを発表した報告会

 石巻市は6日、職員をNPO団体などに派遣して協働を図る人材育成事業「NPO留学」の報告会を市防災センターで開いた。参加した職員9人が、派遣先での活動から学んだことや行政とNPOの在り方について考えを述べた。

 職員は昨年7月~今年1月、計3日間それぞれ「やっぺす」「石巻キャリア教育推進ネット」「移動支援Rera(レラ)」など9団体に派遣された。

 発表では、子育て支援や学習指導、デイサービスの運営など各団体での活動を振り返り「行政とNPOが互いの強みや弱みを補えば、より良い課題解決につながる」「指導する立場の難しさを学んだ。どう話せば相手に伝わるのか考え、窓口業務や電話対応に当たりたい」などと話した。

 受け入れ団体の担当者は「現場感覚を持とうとしてくれていることは大事なこと。柔軟な行動や相手に寄り添うことの大切さ、いろいろな人がいると感じてもらえたと思う」と述べた。

 事業は2019年度に始まり、参加者を年々増やしている。市は来年度も継続する方針。

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