困ったら近くの交番へ 外国人、交通ルールやトラブル対策学ぶ 石巻署でイベント
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石巻地方の外国人に日本の交通ルールやトラブルへの対処法などを知ってもらう催し「警察署で学ぼう」が9日、石巻署であった。石巻市内在住の技能実習生ら52人が参加し、110番のかけ方や自転車に乗る際の注意点などを学んだ。
市が取り組む多文化共生推進事業の一環。インドネシアやカンボジア、スロバキア、台湾、中国、フィリピン、ベトナム、モンゴル出身者らが集まった。
署員らは、遺失物の届け出や交通事故の通報などの手順を分かりやすく説明し「110番通報は多言語で対応している」「困ったことがあったら近くの交番へ」とアピールした。自転車の運転ルールについて、「車道を走行」「携帯電話を使用しない」「ヘルメット着用」「左側通行」-などと呼びかけた。
津波避難施設を示す建物のマークも紹介。東日本大震災時の浸水被害を踏まえ「マークの意味を知っていることが命を守る」と力を込めた。日本語教室の講師など、ふだん外国人と接する機会の多い日本人も足を運び、スムーズな意思疎通の参考にしようと署員の説明に耳を傾けた。
来日6年目で、鉄筋工として市内で働いているインドネシア出身のヌルヤナさん(36)は「車の免許を取りたいと思っているので、もっと詳しい話を聞いてみたいと思った」と話した。
市によると、市内では1月末時点で1723人の外国人が暮らしている。
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