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東松島市議会 「ゆぷと」運営見直し 市、2026年度までに方針決定へ

 東松島市議会2月定例会は19日、本会議を開き、一般質問を続けた。市は築20年を迎えた市健康増進センター「ゆぷと」について、現状のままでの運営維持は困難と判断し、2026年度までに今後の方針を決める計画を示した。

 老朽化した箇所の修繕費や指定管理料を合わせた年間の運営費が1億円以上に上ることから、設備の内容や委託などの在り方を関係機関と協議する。

 ゆぷとは05年に運営を開始し、近年は老朽化で故障や雨漏りが発生している。一時は大規模改修工事を検討したが、見送りを求める声や工事費用が10億円と膨大になることを考慮し、昨年度、当面の見送りを決めていた。漏水が多発する露天風呂は今月末で営業終了する。

 渥美巌市長は「ゆぷとの廃止までは考えていない。子どもが通年で遊べる施設を入れるなど、今後市議会などと協議したい」と述べた。

 昨年11月の開業以来、連日混雑している市の道の駅「東松島」では、乗用車用の駐車場を3月末までに42台分増設する。大型車用の区画を充てる。1月末までに約25万人が来場したことを受けて今後、30万人達成式典などを企画する。

 大橋博之、浅野直美、手代木せつ子の3氏が質問した。

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