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再生への思い、ユニホームに マイナビ仙台、復興応援マッチで着用 石巻・来月

 サッカー女子、WEリーグのマイナビ仙台レディースは、石巻市のセイホクパーク石巻(市総合運動公園)で3月2日と16日に行うリーグ戦を「復興応援マッチ」と位置付け、選手が2試合限定の「復興応援ユニホーム」を着用してプレーする。東日本大震災から14年となる3月11日を意識し、再生への思いをデザインした。

復興応援ユニホームを着た広沢選手(左)と斎藤選手(右)。真ん中はデザインした星さん

 復興ユニホームは、東北の学生対象の公募で集まった159点の中から、仙台市の専門学校日本デザイナー芸術学院、星和真さん(20)のデザインが選ばれた。三角形を基調とする和柄のうろこに「再生」や「縁」という意味を込めた。選手やスタッフ、サポーターを三角形に当てはめ、未来へ向け、図形を描くように思いがつながる様子をイメージした。

 仙台市内で7日、ユニホームが発表され、FW広沢真穂選手とGK斉藤彩佳選手が着てカメラ撮影に臨んだ。

 「戦う気持ちがみなぎりました。このユニホームを着てゴールを奪い、チームを勝利に導きたい」と広沢選手。

 斉藤選手は「リーグ前半戦は苦しい思いをたくさんしたので、後半戦はサポーターの皆さんと一つでも多く喜び合える試合をしたい」と意気込んだ。

 星さんは「選手の皆さんにとても似合っている。点を多く取ってほしい」と期待を膨らませた。

 2日の対戦相手はサンフレッチェ広島レジーナ、16日は日テレ・東京ヴェルディベレーザで、いずれも午後2時キックオフ。2日の広島戦は東北6県の在住者のほか出身、勤務や行ったことがある人をホーム自由席に無料招待する。復興応援ユニホームをイメージしたTシャツを先着700人にプレゼントする。

 2日の無料招待はマイナビ仙台のホームページから申し込む。

「復興応援マッチ」開催のお知らせ | マイナビ仙台レディース

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