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岩手・大船渡の山林火災 石巻地区消防本部、3次派遣15人

出発式に臨む隊員ら(石巻地区消防本部提供)

 岩手県大船渡市で発生し、延焼を続けている山林火災で、石巻地区消防本部は4日、緊急消防援助隊の3次派遣隊15人を現地に送った。

 同日朝、石巻市大橋1丁目の本部庁舎で出発式を行った。消火活動に3隊12人、後方支援に1隊3人の計4隊15人を派遣。塩釜と黒川消防が所属する宮城県隊塩釜ブロックと合同で車両に乗り込み、現地に向かった。

 同消防本部予防課の浮津貴光課長補佐は「鎮火のめどは立っていない。ホースが届かない所には水を背負って消火活動をしているが、厳しい状況が続いている。降る予報の雨や雪を頼りにしている」と現状を語った。

 管内でも1日に下草が燃える火災があり、「石巻と大船渡は地形が似ている。対岸の火事だと思わず、火を使うときは完全消火するまで現場を離れないなど取り扱いに注意してほしい」と呼びかける。

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