渡波海水浴場、今年も休止 砂浜に貝殻、利用も減少傾向 石巻市
石巻市は、遊泳環境が悪化しているとして昨夏開設を見送った市渡波海水浴場について、今夏も休止することを決めた。砂浜に大量のカキ殻が漂着しており、利用者数も減少傾向にあるため。6日の市議会産業建設委員会で明らかにした。そのほかの市内4カ所の海水浴場(白浜、網地白浜、十八成浜、荒浜)は開設する予定。
渡波海水浴場は2023年夏の開設期間中、魚の死骸が大漁に漂着した。海水温の上昇による酸欠などが主な原因と考えられ、フグなど計約1400匹が打ち寄せられた。多い日は300匹に上った。
このため24年度も遊泳環境悪化の懸念があり、東日本大震災と新型コロナウイルスの影響で利用者数も落ち込んでいるとして、休止を決めていた。
同日の産業建設委で市観光政策課の担当者は「昨夏現地調査した際は、魚の死骸がだいぶ減っていたが、カキ殻や貝殻が砂浜を埋め尽くし、はだしで歩くのは危険と判断した。猛暑で市内の海水浴場の入り込み数が減少傾向にあるのも踏まえ、費用対効果も勘案した」と説明した。
渡波海水浴場は震災の津波で被災し、遊泳場所を移して18年度に再開。新型コロナウイルスの感染拡大で20、21年度は再び休止に追い込まれた。22年度に再オープンしたものの、入り込み数は22年度3115人、23年度3583人で、震災前(10年度)の7783人から半減した。
関連リンク
- ・石巻・海水浴場開設、今夏は4ヵ所 白浜、トップ切り19日海開き(2024年7月13日)
- ・震災経験、東海で伝える 石巻出身の名大4年岩倉さん 門脇小で被災、自宅失う
- ・身元不明27柱供養 震災犠牲者の冥福祈り法要 石巻仏教会
- ・岩手・大船渡の山林火災 石巻、東松島市が募金箱設置 被災者支援を
- ・女川町議会 町長施政方針で質疑 核燃料税、国などと協議
三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫
みやぎ地域安全情報
宮城県警 みやぎセキュリティメールより
- 下半身露出事案の解決【多賀城市】
- 男子小学生に対するつきまとい事案【大河原町】
- 女子小学生に対する下半身露出事案の発生【多賀城市】
- 不審者の出没【太白区】
- 特殊詐欺の予兆電話について【登米市】
- オレオレ詐欺の特殊詐欺注意報(仙台市宮城野区)
- 特殊詐欺の予兆電話について(仙台市泉区)
- 特殊詐欺の予兆電話について(加美町)
- 女子中学生に対する容姿撮影事案の発生【泉区】
- 特殊詐欺の予兆電話について【角田市】
- 女子小学生に対するつきまとい事案の発生【泉区】
- 特殊詐欺の予兆電話について(利府町)
- 特殊詐欺の予兆電話について【角田市】
- 声かけ事案の解決【大河原町】
- 不審者の出没【太白区】
- 不審者の出没【太白区】
- 女性に対する下半身露出事案の発生【大崎市】
- 特殊詐欺の予兆電話について(仙台市太白区)
- 特殊詐欺の予兆電話について(七ヶ浜町)
- 男子小学生らに対する容姿撮影事案の発生【美里町】
- 電力関係会社を装う不審電話について(角田市)