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石巻市議会 石巻市の下水道汚水管、点検・修繕計画を策定へ

 石巻市議会2月定例会は12日、本会議を開き、一般質問を始めた。市は新年度、下水道汚水管の点検や修繕、更新について定めるストックマネジメント基本計画を策定する考えを示した。

 1月に埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故を受け、市は2月6、7の両日、18カ所を対象に独自点検を実施した。1973~83年度に整備された比較的古い箇所や、汚水が集中する県管理の幹線につながるポイントで、劣化の程度や硫化水素の発生状況を調査。いずれも異常は確認されなかった。

 市によると、これまで下水道管の老朽化を起因とする道路陥没事故は起きていないが、利用開始から44年がたち、50年とされる耐用年数に迫る箇所もある。市建設部は「管路の状況やリスク評価などによる優先順位を付け、施設の点検調査や修繕・更新を順次実施したい」と説明した。

 早川俊弘、斎藤澄子、千葉正幸、勝又和宣の4氏が質問した。

<石巻霊園の墓、誤って1基撤去>

 石巻市は12日、同市南境の市営石巻霊園で行った無縁墳墓の改葬事業で、誤って墳墓1基を撤去したと発表した。

 市によると、改葬事業は霊園の適正管理のため昨年9月~今年1月に実施。昨年3月に使用者から承継届が出されていたが、対象から外す手続きを怠って撤去した。台帳を確認したところ誤りが判明した。市は墓地の使用者に経緯を説明して謝罪し、賠償に向けて協議している。

 斎藤正美市長は市議会2月定例会の行政報告で「死者の尊厳を傷付けかねないことだ。今後このようなことがないよう適正な事務処理を徹底する」と述べた。

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