閉じる

第1部・100年の現実-阿武隈川(3)狂う経験則 備え及ばず、渓谷一変

 「道路(国道349号)が少し水に漬かるくらいかな」

 台風19号が接近した10月12日。宮城県丸森町の阿武隈川近くで金魚などを飼育販売する佐野周二さん(50)は夜まで川の様子を確認し、午後11時ごろにいったん床に就いた。

 1986年の「8.5豪雨」や98年8月豪雨などの水害を経験した。同町大巻のほぼ…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集