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第5部・共生に向けて(3)悩む首長 避難住民との信頼が鍵

 台風19号が宮城県に接近した昨年10月12日夜。同県柴田町の滝口茂町長(68)は、町役場の災害対策本部で迷っていた。

 「川が氾濫する恐れはない。それでも避難指示を出すべきだろうか」

 町長に就任して約17年。町を流れる阿武隈川と支流の白石川の水位判断には自信があったが、強まる一方の雨脚が判断を惑わせ…

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