囲碁のプロ棋士は、初段から九段まで段位順に分かれています(「十段」はタイトルの一つ)。最初は初段からスタートしますが、昇段するためにはどうしたらいいのでしょうか?
昇段には三つの方法があります。最も適用例が多いのが、勝ち星での昇段です。初段から二段は通算で30勝、二段から三段は40勝といったように、各段で規定の勝ち星を挙げれば昇段することができます。そのハードルは徐々に上がり、八段から九段になるには200勝が必要になります。
他の方法には、賞金ランキングによる昇段があります。これは六段以下の棋士が対象で、五段以下は各段の中で上位2人、六段は上位1人が一つ上の段に昇段できます。例年、勢いのある若手が条件を満たすことが多いです。
そして、飛び級が可能になるのがタイトル獲得や挑戦、リーグ入りによる昇段です。棋聖、名人、本因坊戦はリーグ入りにより、王座、天元、碁聖、十段戦は挑戦により七段に昇段します。NHK杯などの一般棋戦は優勝で七段になります。条件を満たせば初段でも七段にジャンプアップできるので、目標としている棋士は少なくありません。
私の場合、初段から四段までは賞金ランキングにより毎年一段ずつ、四段から七段は棋聖リーグ入り、八段には棋聖挑戦により昇段しました。井山裕太四冠(31)=棋聖、名人、本因坊、天元=や芝野虎丸二冠(21)=王座、十段=は、一般棋戦優勝で七段、名人挑戦で八段、名人獲得で九段に昇段しました。
七大タイトルを獲得すると九段の棋士よりも序列は高くなります。日本棋院は東京、大阪、名古屋に所属が分かれていて、所属の違う棋士と対局する際は序列の高い方に遠征することになります。
ただし、棋士の序列は現在の実力をそのまま反映しているわけではありません。もちろん多少の相関関係はありますが、初段が九段を負かすことも珍しくないのです。
現役最年少の仲邑菫(なか むら すみれ)初段(11)も、九段相手に勝ったことがあります。年齢も段位も関係なく、実力勝負であるところが囲碁の世界の魅力と言えるでしょう。
(囲碁棋士)
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