囲碁が打てる人を増やすための普及活動は、棋士の重要な仕事です。今回は、その具体例を紹介します。
棋士が直接打って教えることを「指導碁」と言います。対局する際、棋士は相手のレベルに応じてハンディを与えます。例えば、アマ初段の人と打つ場合は、先に黒石を9個置かせた状態から始めます。
指導碁は、1人の棋士が複数人と同時に打つ「多面打ち」が一般的です。通常は3、4面打ちですが、神奈川県平塚市で例年開催される「湘南ひらつか囲碁まつり」では、70人以上の棋士による1000面打ちが行われます。
囲碁人口を拡大するには、より多くの人に関心を持ってもらうことが大切です。ここからは、教育現場と囲碁の関わりについて取り上げます。
近年、学校の授業に囲碁が取り入れられることが増えています。私の出身高校では、日本文化を学ぶ授業の選択科目に囲碁や将棋が含まれていました。
首都圏には、囲碁の授業を履修することで単位を取得できる大学が多く存在します。吉原由香里六段(47)が講師を務める慶応大では人気が高く、50人の定員に対して10倍以上の応募があるそうです。
吉原六段によると、授業は対局がメインで、学生たちは真剣ながらも楽しく学んでいるといいます。受講生の中には囲碁を始めて4カ月でアマ初段に近い実力をつけ、卒業後は自主的に囲碁の会を開催する人もいるそうです。
ただ、若い世代が熱心に囲碁に取り組むのはまれです。娯楽が多様化する中で囲碁を打つ人は減っています。多くの人がインターネットを利用する昨今、囲碁界でもネットを活用する動きが広がっています。
日本棋院は手合の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継しており、棋士の解説や人工知能(AI)による評価値が出ることもあります。また、対局者の食事やしぐさなども分かるため、囲碁を打てない人も対局をリアルタイムで楽しむことができます。
棋士が個人で動画を上げるケースも多いです。初心者が親しみやすい催しを企画したり、生配信でファンと交流したりするなど、それぞれが棋士を身近に感じてもらえるような試みをしています。
(囲碁棋士)
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