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まちづくり(6)山元 置き去り/寂れる沿岸部に声届かず

 住居が消えた空き地に雑草が茂る。重機や大型トラックが忙しく動き回る。

 「これが震災10年を迎える復興の姿なのか」

 宮城県山元町花釜地区のJR常磐線旧山下駅前で食料品店「橋元商店」を営む橋元伸一さん(59)の言葉に、憤りと諦めが交じる。

 あの日、津波は平屋店舗の天井まで押し寄せた。4カ月後に再開した…

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