食の力でコロナ乗り越える 仙台市中央卸売市場で初競り

仙台市中央卸売市場の初競りで、入荷したマグロを品定めする仲買人ら=5日午前5時50分ごろ

 仙台市中央卸売市場(若林区)で5日早朝、魚介や野菜、食肉の初競りがあった。競り人の威勢のいい掛け声が響き、「市民の台所」が始動した。
 水産物部の業務開始式で郡和子市長は「食は新型コロナウイルス感染症を乗り越える力になる。市民の生活を守るため安全供給をお願いしたい」とあいさつ。関係者約300人が商売繁盛を祈願して手締めをした。
 水産物部の予定入荷量は前年比5%増の452トン。水産卸「仙台水産」によると、マグロは前年より58匹多い218匹が競りに掛けられた。最高値は青森県大間産のクロマグロ(57・6キロ)で、1キロ当たり1万5000円。昨年を1万8000円下回った。
 競り落とした「うまい鮨(すし)勘」を経営するアミノ(太白区)の上野敏史社長は「新型コロナの影響で、昨年は外食が楽しめなかった。上質の魚介類を提供し、お客さまに少しでも元気になってもらいたい」と話した。
 いずれもこの日が初競りだった野菜・果物の入荷量は836トン(前年比11%増)、食肉は牛40頭(前年はゼロ)、豚70頭(72%減)の予定。

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