福島の縁起物「双葉ダルマ」に願い込め 原発事故後初、町内で販売会

縁起物の双葉ダルマを買い求める来場者
地元消防団員らが巨大ダルマを引き合った

 東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難が続く福島県双葉町で9日、地元の縁起物「双葉ダルマ」の販売会があった。来場者らは家内安全や古里の復興などそれぞれの願いを込めて買い求めた。

 販売会が町内で開かれるのは原発事故後初めて。2012年から住民が避難している福島県いわき市の仮設住宅や災害公営住宅で行われてきた新春恒例の「ダルマ市」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、代わりに有志が企画した。

 同県楢葉町のパート従業員関本文香さん(53)は「東日本大震災前は両親が毎年ダルマ市に行っていたが、震災後は買っていなかった。家族の健康などを願って新しいだるまを選んだ」と話した。

 会場となった町産業交流センター前の広場では、地元の消防団員ら約10人がダルマ市の名物「巨大ダルマ引き合戦」を披露。感染症防止のため人数を限定して高さ3・3メートル、重さ700キロのダルマを引き合い、会場を盛り上げた。

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