鳥インフル確認の千葉から搬入、アヒル517羽殺処分 角田の養鶏場 移動制限区域は設けず

角田市の養鶏場で防疫措置に当たる宮城県職員ら=21日午前2時50分ごろ(県提供)

 千葉県横芝光町のアヒルの飼育農場で21日、鳥インフルエンザが確認され、宮城県角田市の養鶏場で飼育されていた食用アヒルの一部も、農林水産省から感染の可能性がある疑似患畜に特定された。これを受け県はひな517羽を殺処分した。角田を含む県内の養鶏場で異常は確認されておらず、県は感染拡大の可能性は低いとみている。

 角田市の養鶏場は、食用アヒル約7000羽を飼育。農水省は特定家畜伝染病防疫指針に基づき、21日から7日以内に同町の農場から搬入されたひなを疑似患畜と特定した。

 県や市の職員ら140人が、21日午前2時半ごろから防疫措置を開始。敷地内に穴を掘り、殺処分したアヒルや残っていた飼料などを埋却した。午前6時5分までに消毒を含めた一連の作業を終えた。

 県は殺処分を実施した角田市の養鶏場から、アヒルや物品の移動を一時的に禁止した。農水省との協議で、感染が確認されていないことなどを考慮し、周辺農場の鶏や卵などの移動、搬出を制限する区域は設けないことを決めた。

 県によると21日夕時点で残る約6500羽に異常は見られないという。今後は経過観察を実施し、2週間後に簡易検査と採血を行い、感染の有無を調べる。

 県は21日朝、対策本部会議を県庁で開いた。本部長の村井嘉浩知事は会合後、「全国で感染が拡大し、県内でいつ発生してもおかしくない。関係機関との連携をさらに強め、迅速に対応する」と強調した。

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