東北道多重事故 事前の通行止めの必要性、明言せず 東日本高速道路

前部が破損した事故関係車両=20日午前10時ごろ、大崎市古川の東北道長者原SA(写真の一部を加工しています)

 宮城県大崎市古川の東北自動車道下り線で19人が死傷した19日の多重事故で、道路を管理する東日本高速道路東北支社が21日、河北新報社の取材に応じた。事前の通行止め規制が必要だったかどうかについては明言を避け、道路の見通しに障害が出た場合、警察との協議によって判断するとの説明にとどめた。

 東北支社によると、現場付近で18日午後11時台から時速50キロの速度規制を実施したが、事故発生まで上下線とも通行止めにはしていなかった。再発防止に向けては「事故の状況や原因を精査する予定」とした。

 21日の宮城県議会文教警察委員会でも多重事故が取り上げられた。鈴木孝彦県警交通部長は、通行止めの判断について「東日本高速道路と県警の双方に権限がある。実際は互いに協議している」と説明。「再発防止に向け、東日本高速道路などの関係機関と必要な協議をしたい」と述べた。

 東北支社によると、現場周辺には過去の事故を踏まえて4・2キロにわたって防雪柵が設置されていた。事故後、社員約70人が、巻き込まれた運転者らに食料や水を配った。

暴風雪の東北道で多重事故 1人死亡2人重傷 宮城・大崎(19日)

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