新型コロナウイルスの感染拡大で外食を控える傾向が続く中、フードデリバリーサービスが活況を呈している。仙台市では宅配代行大手のウーバーイーツ、Wolt(ウォルト)が相次いで進出する一方、事業の多角化などで自社による宅配に力を注ぐ飲食店も存在感を示している。
仙台市を中心にイタリアンレストランなど16店を営むハミングバード・インターナショナル(青葉区)は2020年7月、青葉区上杉に持ち帰りと宅配の専門店「ハミングバード宅配研究所」をオープンした。4月以降の宅配件数増加を受け、効率と生産性を高めるため同区鷺ケ森の製麺工場から機能を移した。
ウェブサイトには既存店のほかタイ料理店、韓国料理店、うなぎ店のメニューも並ぶ。「ゴーストレストラン」と呼ばれる客席を持たない宅配、持ち帰りのみの店だ。調理は全て同研究所のキッチンで行う。「ジャンルの異なる料理が、1回の注文でそろうのが強み」と同社の小屋哲平さん(40)は話す。
宅配を始めたのは19年10月。少子高齢化、アルコール離れなど外食の先細り傾向に危機感を持ち、配達員も自社で雇う。
専用アプリやウェブで注文するウーバーなどの宅配代行は、注文金額の30~40%程度の手数料を設定する。小屋さんは「利益が圧迫され、自社サイトによる注文と比べ、顧客を増やす工夫もしづらい」として、受注から配達まで一貫して担う比率を高める方針だ。
コロナ禍の状況で実店舗、宅配とも売り上げは大きく浮き沈みし、需要は読みづらい。小屋さんは「客が求めるものに合わせて変化し、食らいついていく」と先を見据える。
パンケーキ専門店「38mitsubachi(ミツバチ)」などを営むスマイルカンパニー(青葉区)は20年4月、本格的に宅配事業をスタートした。前年にはセントラルキッチンを開設しており、新型コロナによる店舗の売り上げ減少を穴埋めできた。現在は、外出を控える医療・福祉従事者や法人・企業に弁当などの利用が広がる。
ただ、星野由加利社長は「一気に多くの店が宅配を始め、今は需要を食い合う状態。店舗の売り上げは7割程度までしか戻らず、厳しい状況は続いている」と明かす。大手宅配代行の場合「手数料分を価格に上乗せすると注文は来ないし、価格を下げると赤字になる」と、自社配達に重点を置く。
18年に仙台市で買い物代行・配達業を始めたHOLAX(ホラックス、宮城野区)は、ウーバーやウォルトの進出により、飲食店のテークアウトメニューの配達の売り上げが落ちた。
商店街などと連携した買い物代行でカバーしており「自分たちの売りは食品にこだわらず何でも配れること。経営へのダメージはない」と代表のフランズ・ローレンスさん(30)。高齢者見守りなど地域密着の細やかなサービスに力を入れる。
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