「利府梨グッズ」続々販売 地域起こし協力隊が開発

吉川さんと前掛けやステッカーなどの「利府梨グッズ」
昔の包装紙を基に作ったステッカーと缶バッジ

 宮城県利府町特産の梨を栽培する町地域おこし協力隊吉川一利さん(31)が「利府梨グッズ」を次々と開発し、販売している。後継者不足などで栽培農家の減少が続く中、グッズの販売によって「利府梨が盛り上がっていた時代を、多くの人に思い出してほしい」と意気込んでいる。

 吉川さんが2019年秋に利府町郷土資料館を訪れたことが、開発のきっかけになった。数々の展示品のうち、1967年の梨の包装紙が目に留まった。各農家のオリジナルの包装紙で、梨のマークが描かれていた。

 現在は62戸の栽培農家も当時は約350戸あり、梨の栽培が盛んだった時代。「一つ一つの梨を丁寧に包んでいた当時の農家の情熱が想像できた。この熱を現在に復活させたいと感じた」と明かす。

 以前、盛岡市の芸能事務所に勤め、歌手のグッズ製作を担当していた経験を生かし、グッズの開発に取り組んだ。1967年の包装紙のマークを基に、アレンジを加えて利府梨のロゴを考案した。

 2020年6月、2種類のA5判スッテカー(980円)を発売。続いて利府梨のロゴが入ったTシャツ(2300円)や前掛け(3300円)を開発した。

 7、8月の水曜には町役場のクールビズの取り組みと利府梨のPRを兼ね、全職員が利府梨のロゴ入りポロシャツを着て業務した。

 現在はバッジとマグネット(各280円)もラインアップに加わった。吉川さんは「グッズがあれば収穫期の秋以外でも利府梨をPRできる。いつか利府梨グッズを身に着けた人があふれ、町が盛り上がるのが夢だ」と期待する。

 グッズは、JR利府駅前の交流型起業支援施設「tsumiki」と、吉川さんが開設したネットショップ「りふのものいろいろ『利府梨屋』」で販売している。

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