豪雪の鳴子で除雪手助け 南郷高生「めっちゃ大変」

雪山を崩し、建物の1階に光が差し込むようになった

 南郷高(宮城県美里町)の1~3年生計8人が6日、豪雪地域の大崎市鳴子温泉南原地区を訪れ、介護施設や農業施設で除雪するボランティア活動をした。同高の地域貢献活動「大崎耕土 世界農業遺産支援プロジェクト」の一環。南原地区での除雪は1月に続く2回目。

 地区は今冬、1・5~2メートルの積雪に見舞われた。グループホーム「ふかふか・はうす」は、屋根から落ちた雪が約3メートルの高さになり、1階は光が差し込まなくなった。生徒と教員が積もった雪山に登り、スコップで雪かきをした。汗をかくため、Tシャツ姿で作業する人もいた。

 ホームを運営する「さんりん福祉会」の深沢文雅理事長は「若い力の応援は心強い。1階に光が入るようになった」と感謝した。

 2年及川碧さん(16)は雪の少ない東松島市出身。「春来たときとは全然違い、こんなに雪が積もっているのも初めて見た。めっちゃ大変」と驚きながらも熱心に取り組んだ。

 同高の地域貢献活動は大崎耕土の伝統的水管理システムを学ぶとともに、人手不足の地域を支援するため本年度始まった。昨年6月は、南原地区で獣害防止柵の設置に協力。9月は大崎市の化女沼で外来種の雑草の草刈りをした。

 匹田哲弥校長も今回、生徒と並んで雪かきをした。「上流の雪があるから、南郷の水があることを学んでくれた。地元の人に歓迎され、地域貢献できることも実感したのでは」と話した。

 新年度以降も、大崎耕土の文化や芸術についての支援プロジェクトを続ける。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る