クラクションと「助けて」の声 母子救出の高校生らに感謝状 白河署

連携して救助に当たった坂上さん(中)と折橋さん(右)

 路面凍結した福島県白河市の国道で横転した軽乗用車から女児(7)と30代の母親を救出したとして、白河署は1日、市内の白河高1年折橋晴さん(16)と会社役員坂上真也さん(37)に感謝状を贈った。

 1月25日朝、国道の数メートル下ののり面にひっくり返った車を登校中の折橋さんが発見。通勤通学時間帯で多くの車が行き交う中、耳を澄ますとクラクションの音と女児の「助けて」との声が聞こえた。

 近寄って確認すると、助手席の女児がシートベルトにぶら下がり、母親はシートベルトを外せずに困っていた。「自分が助けなければ助からないかも」。すぐに119番し、救助を待つ間に泣きじゃくる女児に声を掛けながら引き上げた。

 車で出勤中の坂上さんは横転した車のそばで電話中の折橋さんを見つけ、すぐに駆け寄った。

 折橋さんがドアを押さえる間に車内に身をこじ入れてシートベルトを外し、母親を抱えて脱出。「折橋さんの勇気に動かされた。これからも、困った人を見て見ぬふりしない生き方をしたい」と語った。

 同署によると、現場は片側1車線の緩いカーブ。スリップしてカーブを曲がり切れず、のり面に転落したとみられる。

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