牛柄スリッパ、履く?打つ? 生産量日本一の山形・河北で販売

スリッパのラケットを手にする高梨社長。手前は牛柄のスリッパ

 山形県河北町のスリッパ製造販売、タカナシスリッパは丑(うし)年にちなみ、乳牛の白黒模様のスリッパと卓球ラケットを発売した。スリッパ生産量日本一の町ならではの商品に、同社は「新型コロナウイルスの影響で増えがちな自宅での時間を少しでも楽しんでほしい」と話している。

 牛柄スリッパはサンダルの一種ミュールタイプで左右別。硬質ウレタンを使った中敷きの色は白と黒の2種類ある。履き心地や耐久性に工夫を凝らし、丁寧に仕上げた。他の干支(えと)に合わせたオーダーメードにも応じる。

 町はかつて草履の産地として栄え、戦後は技術を生かしたスリッパ製造が基幹産業に成長。事業者数は1970年代に二十数社あったが、90年代以降は安価な中国製などに押され、現在は5社に減った。

 町内では90年代後半から十数年間、ラケットの代わりにスリッパを使う「世界スリッパ卓球大会」が開催されていた。大会再開への機運を盛り上げたいと、同じ牛柄のラケットも今回作った。スリッパの形をした状差しの裏面でラージボールを打ってプレーする。

 高梨正雄社長(65)は「干支のスリッパを毎年発売していく。産地のPRにもつなげたい」と語る。

 スリッパ2200円、卓球ラケット1650円。連絡先は同社0237(72)2310。

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