山形大パワハラ疑惑 被害訴えの研究員に未払い賃金支給へ

 山形大有機エレクトロニクス研究センター(米沢市)でパワーハラスメント疑惑を同大職員組合が発表した問題で、被害を申し立てた男性研究員への未払い賃金について、同大は16日、控除額を除く超過勤務手当として計約140万円を17日に支払うと明らかにした。

 関係者によると、支払われるのは男性が着任した2019年5月から20年12月までの、未払いとなっている約540時間分。今月分の給与と合わせて銀行口座へ振り込む。

 男性は勤務簿が改ざんされたなどとして、類似の被害を訴える同僚3人と共に20年8月、同大へパワハラ被害を申し立てた。米沢労働基準監督署が同10月に是正勧告を出したものの大学は約2カ月にわたって対応せず、労基署が早期の対応を求めて大学へ口頭で指導していた。

 この男性を含む特任教授と研究員の計4人が訴えるパワハラに関し聞き取りを行う学内の調査委員会は、外部の有識者をメンバーに正式に再設置され、1月に初会合が開かれている。

 大学は1月中旬、賃金に関して男性から事情を聴いた。玉手英利学長が4日の定例記者会見で、是正勧告に関し「調査は進展していると理解している」と述べていた。

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