あの日、防災庁舎で(4)容赦なく覆いかぶさる波。絶望の淵で「ただ生きたい」
これでもか、これでもかと波が容赦なく覆いかぶさる。午後3時33分、津波は宮城県南三陸町の防災対策庁舎を丸のみした。数十秒から1、2分間の長く苦しい時間。屋上にいた職員は息を吸おうと懸命に背伸びをし、…
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