閉じる

あの日、防災庁舎で(7)夜が明け、突き付けられた現実。会見で涙が頬伝う

 津波で壁が抜けた宮城県南三陸町の防災対策庁舎3階で、10人は炎を囲み、冷え切った体を温めた。ぬれた衣服や下着を手でかざし、乾くのをじっと待った。

 「大丈夫かーっ」

 約200メートル離れた公立志津川病…

関連リンク