あの日、防災庁舎で(8完)仲間に捧げる思い。「生き残った者の役割」問い続ける
一夜明けた3月12日。宮城県南三陸町の防災対策庁舎で生き残った町職員は避難所運営など被災者対応に追われる。佐藤仁町長(69)も午後に公務に復帰し、陣頭指揮を執った。
「避難所に1万人近くいるみたいだ…
関連リンク
- ・あの日、防災庁舎で(3)屋上に乗り上げる波。身構える54人「半端じゃねぇ」「やばい」
- ・あの日、防災庁舎で(4)容赦なく覆いかぶさる波。絶望の淵で「ただ生きたい」
- ・あの日、防災庁舎で(5)なぎ倒されたフェンス、消えた仲間。「これしか…」
- ・あの日、防災庁舎で(6)ずぶぬれの10人に吹き付ける雪。100円ライターで火をおこす
- ・あの日、防災庁舎で(7)夜が明け、突き付けられた現実。会見で涙が頬伝う