原発事故後初のコメ作付けへ 福島・双葉町

 東京電力福島第1原発事故で住民避難が続く福島県双葉町は3日、水稲の試験栽培を今春から始める方針を示した。町内でのコメ作付けは原発事故後初めてとなる。
 同日の町議会全員協議会で説明した。特定復興再生拠点区域(復興拠点)内の下羽鳥地区にある約10アールの水田に、県のオリジナル品種「天のつぶ」を作付けする。田植えは5月ごろを見込む。
 試験栽培で収穫したコメは放射性物質を検査してから全量廃棄する。町は国による出荷制限の解除に向け複数年かけて作付面積を広げ、安全性を確かめる。
 農業は町の基幹産業。原発事故前の農地面積702ヘクタールのうち水田が87%を占めていた。町が昨年策定した営農再開ビジョンでは、水稲の再開目標を2025年度に設定している。
 両竹地区の3カ所で昨年実施した野菜の試験栽培は4地区の計12カ所に拡大する。昨年の検査で国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回ったホウレンソウやコマツナなど5品目を栽培し、園芸品目の出荷制限解除を目指す。

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