遠野の「後方支援資料館」リニューアル 震災後に救援部隊集結 成果と教訓伝える

改装した展示内容の説明を受ける本田市長(左から2人目)

 岩手県遠野市を拠点に行われた東日本大震災の被災地支援活動を紹介する遠野市後方支援資料館が7日、改装オープンする。施設を増築し、新たに映像展示コーナーを設けるなど内容を充実させた。常設施設としての位置付けを明確にするため、リースだった建物を市が購入した。49平方メートルを増築し、床面積は196平方メートルとなった。

 映像展示は市の第三セクターである遠野テレビの記録を活用。市庁舎が全壊する中、テントの災害対策本部で対応に当たる震災直後の緊迫した状況や、市内に設置した仮設住宅の暮らし、支援物資を沿岸部の被災地に届ける様子などが視聴できる。

 資料館は震災直後、全国から自衛隊や警察、消防の救援部隊が集結した遠野運動公園に隣接する市総合防災センターの敷地に2015年開館した。震災10年を契機に支援活動の成果と教訓をより分かりやすく伝えようと市が懇談会などで検討を進め、昨年11月、改修工事を始めた。事業費は2400万円。

 3日、現地を視察した本田敏秋市長は「改装して終わりではない。極限状態で支援活動に展開した歴史を伝えるため、記録の保存や整理に今後も取り組む」と話した。

 午前9時~午後5時の開館で年中無休。入場無料。

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