福島第1処理水方針「適切な時期に」 菅首相、2度目の福島視察

水素製造拠点を視察する菅首相(左)=6日午後、浪江町の福島水素エネルギー研究フィールド(代表撮影)

 菅義偉首相は6日、福島県を訪問し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地を視察した。首相としての来県は昨年9月以来2度目。第1原発にたまり続ける処理水の処分方針に関し「適切な時期に責任を持って決める」と従来の見解を繰り返した。

 首相は浪江町請戸地区の慰霊碑に献花し、震災犠牲者を追悼した。同町の世界最大級の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」で運用状況などの説明を受けた後、原発事故後に帰還した町民や移住者と懇談した。

 南相馬市にある小型無人機ドローンなどの研究開発拠点「福島ロボットテストフィールド」では、水没状態の市街地を再現した施設で消防の水陸両用バギーが人命救助訓練に取り組む様子などを視察した。

 菅政権は、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言している。首相は取材に「再生可能エネルギーで水素を製造、貯蔵する研究は極めて大事だ」と述べた。

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