宮古・田老の防潮堤で神楽念仏 震災犠牲者を追悼

震災の犠牲者に鎮魂の祈りをささげる神楽衆

 東日本大震災の津波で181人が亡くなった岩手県宮古市田老地区にある防潮堤で7日、同市の黒森神楽保存会が神楽念仏を唱え、犠牲者を追悼した。

 防潮堤での神楽念仏は2012年3月以来、2度目。震災から間もなく10年を迎えることから実施した。「権現様」と呼ばれる獅子頭を携えた神楽衆ら8人が海に向かい、鎮魂の祈りをささげた。

 保存会会長の松本文雄さん(72)は「復興が進み、みんな頑張っているので、安らかに眠っていただきたいという願いを込めた」と話した。

 黒森神楽は国の重要無形民俗文化財で、340年以上の歴史があるといわれる。同日は、岩手県大槌町吉里吉里の津波記念碑前でも神楽念仏を行った。

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