恋しい思い 追悼の明かり照らす 宮城・山元

竹灯籠のほのかな明かりを見つめる家族=午後5時45分ごろ

 宮城県山元町花釜地区の住民が運営する交流施設「みんなのとしょかん」前で11日、東日本大震災の鎮魂行事「追悼の夜」があり、絵灯籠と竹灯籠計約600個の明かりが周囲を照らした。

 住民やボランティアが手作りした絵灯籠に「あなたの姿 恋しいね」「安心してね。助け合って暮らしています」などとメッセージが書かれた。来場者は光の演出を眺め、犠牲者に思いをはせた。

 2012年に始まり、今年が9回目。みんなのとしょかん管理責任者の菊地慎一郎さん(73)は「天に上った犠牲者は少しは落ち着いただろうか。10年は通過点であり、これからも続けたい」と話した。

 当時、花釜地区の実家で暮らしていた亘理町の主婦吉田智香さん(32)は4歳と2歳の息子と訪れた。「10年で守るべき存在ができた。次の災害への備えを忘れないようにしたい」と語った。

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