伝統製法でゼリーの食感 釜石の甲子柿、GIに登録

釜石市甲子町特産の甲子柿(農水省提供)

 農林水産省は12日、地域に根差した農林水産物をブランドとして守る地理的表示(GI)保護制度に、岩手県釜石市甲子(かっし)町の特産品「甲子柿」を登録した。GI産品は計106となった。

 農水省や地元の生産者団体によると、甲子柿の始まりは明治初期とされる。屋根裏に保管していた渋柿がいろりの煙に当たって渋みが抜け、甘くなったと伝えられている。

 種なしの渋柿「小枝柿」を10月下旬~11月下旬に石造りの柿室に入れ、煙で約1週間いぶす伝統製法で作られる。鮮やかな朱色とゼリーのような食感が特長。

 甲子柿の里生産組合の藤井修一組合長(77)は「ほぼ地元でしか流通しておらず、全国にアピールする好機だ。ジェラートやジャム、ドレッシングなど加工品の販売にも力を注ぎたい」と語った。

 GI登録で専用マークが商品に付けられ、知的財産が保護される。

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