彼岸の入り、静かに祈る 震度6強地震で被災の徳本寺 宮城・山元

地震で倒れた墓石などが仮復旧した徳本寺で、静かに手を合わせる参拝者=17日午前10時ごろ

 彼岸の入りの17日、宮城県内各地の寺院には多くの人が墓参りに訪れ、先祖の霊を弔った。
 山元町坂元地区の徳本寺でも、朝早くから墓参する姿が見られた。宮城、福島両県で最大震度6強を観測した2月13日の地震で、約600基ある墓石のうち1割ほどが倒壊。応急的に立て直すなどして彼岸の入りを迎えた。
 柴田町から妻と一緒に訪れた無職千尋(ちひろ)源一さん(74)は、東日本大震災の津波で坂元地区にあった自宅を失った。旧中浜小の隣にあった墓地も流され、現在の徳本寺に移した。2月の地震で法名碑が倒れて割れ、墓石にも傷が付いた。
 「津波の心配がなくなって安心していたが、今度は地震とは。何とかお墓も直り、お参りできて良かった」と話し、墓前で手を合わせていた。

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