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揺れる司法(2)形骸/安全神話、判例生かせず

 「今後の基準になる判決を書いたつもりです」

 2007年3月、在日英国大使館であった日英の法曹交流の立食会。ある男性が歓談中、かつて自らが関わった最高裁判決を振り返った。言葉を交わした弁護士海渡雄一(65)=第二東京弁護士会=は相手の照れ笑いから相当な苦労があったのだと感じた。

 男性は最高裁事務総局…

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