素材開発加工の三ッ引興業(仙台市)は、最新鋭の3次元測定機を活用して部品の精密測定を受託するサービスに力を入れている。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、対面での営業活動が難しくなる中、機械を「生中継」で紹介しながらオンライン商談できる環境を整備。三河謙社長は「遠方の企業とかえって密にやりとりできるようになった」と自信を深める。
若林区卸町の三ッ引興業本社隣にある測定センターで、高さ約3メートルの3次元測定機の先端部を、小型の高解像度カメラが映し出す。「土台も可動ステージも一枚岩から切り出しており、熱膨張による誤差はほとんど出ません」。営業課の大磯涼さん(29)が手ぶりを交え、パソコン画面の取引先担当者に説明する。
ドイツ製の大型測定機は、どんな形状の部品も1万分の4ミリ以内の保証精度で3次元測定してデータに起こせる。同社は自動車、半導体、医療など幅広い業種の大手企業や研究機関から受託。主に開発段階の部品を預かり、分析したデータを提供している。
1950年創業の三ッ引興業は、合金の素材開発やダイヤモンドなどの精密加工、表面処理に強みがある。扱う素材の幅を広げながら加工精度を高め、全国に取引先を築いてきた。
さらなる精度向上を目指して2015年、約1億円を投じて測定機を整備。多くの製造業者は通常、精密測定を公的な研究機関などに外部委託しているため、より短い納期で細かなニーズに応えようと測定サービスを事業化した。
新型コロナの感染拡大で対面での営業活動が制限されたが、中部地方など遠方の相手とは遠隔で以前より頻繁に情報共有できるようになった。新規開拓にもつながるよう、打ち合わせの際は幅広い部署の社員を集めておき、すぐ要望に応えられるようにするなど工夫する。
三河社長は「ウェブにはウェブの良さがあり、コロナ下でも試せることはどんどん試していく。測定機を広く使ってもらい、日本や東北の技術の底上げにつなげたい」と話す。
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