津波迫り泳いで逃げた 石巻・寄磯小で防災講話

津波の被害と避難の大切さを学んだ防災講話

 東日本大震災の津波被害と避難の教訓を学ぼうと、石巻市寄磯小(児童7人)は、地元住民による防災講話を開いた。県漁協寄磯前網支所長の渡辺のり子さん(58)が自身の被災体験を全校児童に語った。
 地震発生時、渡辺さんは寄磯漁港そばの支所で勤務中だった。屋上へ避難したが津波が迫ってきたため、裏山の斜面まで約20メートル泳いで間一髪、助かった。数メートルの高台にあった自宅は流失した。
 渡辺さんは「海水の冷たさを感じないくらい必死だった。泳ぎは得意なのになかなか前に進めなかった」と津波の恐ろしさを伝えた。
 児童は津波に襲われた漁港周辺の写真で建物被害の大きさを確認した。4年阿部聖生(せな)君(9)は「震災は話で聞いたことはあったが、写真で見て被害がよく分かった。地震があったらすぐ逃げたい」と話した。
 渡辺さんは「沿岸部は地震が起きたら津波が来るものと考え、とにかく高台に逃げてほしい」と語った。
 防災講話は10日に行われた。

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