コロナ下のキャンパスライフ、現役大学生に聞くと… 「就活どうしよう」

東北学院大の土樋キャンパス。入構時に体温などを確認している=4月5日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、宮城県内の大学生が新学年を迎えました。青春真っただ中の若者たちは、コロナ下のキャンパスライフをどう送っているのでしょうか。東北最大の私大、東北学院大の学生を直撃しました。

 5日午前、3、4年生が通う仙台市青葉区の土樋キャンパスの正門前で学生に声を掛けました。授業開始前のオリエンテーション期間ということもあり、出てきた学生は約1時間で30人ほど。感染再拡大を受け、8日に始まる授業は原則オンラインになるそうです。

「周りの反応分からず、孤独感じる」

▽文学部教育学科4年の女子学生
 「私の場合、前年度も週3、4日は対面授業があったのであまり参考にならないかもしれませんが、それでも友達に会いにくいのはつらいです。オンライン授業は周りの反応が分からないから、孤独を感じてしまいます」
 「今は7月の仙台市の教員採用試験に向けて勉強を頑張っています。他の友達がどのぐらい就活しているかなどを気軽に聞くことができないのは不安です」
 「焼き肉屋さんでバイトをしているのですが、営業時間が短縮されるとバイト収入ががくんと減ってしまいます。節約するしかないです。友達とご飯を食べに行ったり、服を買ったりするのを我慢します」

「オンライン飲み会だけが楽しみ」

▽文学部歴史学科3年の男子学生
 「去年の今頃はこれからどうなるんだろうと混乱していました。1年間、オンライン授業を中心に生活してきたので慣れちゃいました。ずっと家にいるためなかなか生活リズムを確立できないのは困っています」
 「ウイルスなのでどうしようもないし、これからもこういう感じがまだまだ続くと思います。月1回ぐらいのペースでやっているオンライン飲み会を楽しみにするしかありません」

「対面授業のありがたみ知った」

▽経営学部経営学科4年の女子学生
 「きょうは健康診断でした。就活で企業に診断書を出さないといけません。学校に来たのは春休み前の1月下旬以来。昨年、対面授業が減ったのでアパートを引き払い、岩手県花巻市の実家に戻りました。週1回のゼミの時だけ通っています」
 「オンライン授業は通学の手間が省けて楽だという人もいるけど、私は『ここはどうすればいいかな』みたいな意見交換ができないので苦手です。授業でテストがなくなって、代わりにリポートの課題がめっちゃ増えたのも大変でしたね」
 「今の最大の不安は就活です。3月にエントリーシートを出し始めました。ウェブ面接の練習もやっています。地元で働きたいので6月ごろまでに内定が欲しいです」
 「卒業旅行で九州に行きたかったけど無理かなと思っています。コロナで4年間のうち2年は無駄になった感じがして、つらい、きつい気持ちです。学校に行ける、対面で授業を受けられることのありがたみはすごく感じられるようになりました」

「大学生の実感が持てない」

▽経済学部共生社会経済学科3年の男子学生
 「きょうは教科書を受け取りに。1週間前にも資料配布で来ましたが、その時は約1年ぶりでした。自分の場合、去年から全部オンライン授業だったので」
 「家にいる時間が長くて大学生らしいことができないから、大学生の実感が正直持てないですね。大教室で受ける授業は大学ならではだと思いますが、それもありません。剣道のサークルは活動できないし、コロナじゃなければ普通に友達とバーベキューとかしたかったです。しょうがないなとは思っているけどさみしいし、何かもったいない感じがしています」
 「これから就活が始まります。セミナーなんかはもう始まっていますけど。夏にはインターンなどもあると思うけど、どうなるんでしょうか。先が見えないので、臨機応変にいきたいです。臨機応変がすごく大事だなというのは、昨年コロナで学んだことですね」

 3、4年生はコロナ以前の「普通」のキャンパスライフを経験しているだけに、環境が大きく変化したことへの戸惑いを率直に語ってくれました。そんな中でも柔軟に対応しようと心掛ける姿は、頼もしくも映りました。
(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)

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