「まん延防止等重点措置」の期間は、大型連休を含む5月5日までと春の行楽シーズンに重なる。「厳しい」「誘客を期待できず限界に来ている」。仙台圏を中心に宿泊・観光業から悲痛な声が上がる。
仙台市太白区の秋保温泉では休業日を増やす旅館が増えている。
「手応えがあった大型連休の予約もだいぶキャンセルになった。反転攻勢を期待していたが、厳しい」。ホテル佐勘の担当者は話す。9日までと20~30日は休業し、5月は状況を見て判断するという。「他県で地域観光支援事業が始まり、仙台、宮城離れが進む」と危機感を募らせる。
ホテルニュー水戸屋は4月の半分ほどを休業する。「打撃は大きいが、感染拡大が長引けば宮城の観光、宿泊はさらに厳しくなる。感染防止のため極力営業しない判断をした」と担当者。時短要請に合わせ宿泊客の夕食時間も前倒しする。
松島湾を巡る遊覧船を運航する2社も苦境が続く。丸文松島汽船(塩釜市)では団体のキャンセルが増加。修学旅行は6、7月の予約もなくなった。
同社は政府の観光支援事業「Go To トラベル」の停止などを受け1月から約2カ月休業。1日に始まった大型観光宣伝「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」と大型連休に向けて3月中旬に運航を再開したが、5日の乗客は松島発着の6便で計10人程度にとどまった。
佐藤守郎専務(72)は「DCも大型連休も誘客を期待できない。運航しても赤字で、資金面の援助拡大をお願いしたい。限界に来ている」と訴えた。
宮城県と県境を接する山形県の観光関係者も影響を懸念する。山形市の蔵王温泉は年間120万人の観光客の約2割が宮城から訪れる。蔵王温泉観光協会の黒崎広宣事務局長は「昨春の大型連休(の客の入り)は全然駄目だったので『今年こそは』という思いはあった。まずは様子を見たい」と不安げだ。
西川町の料亭「玉貴」は例年、春の山菜料理を求めて宮城から多く来店する。若おかみの阿部清美さんは「ほとんどの予約がキャンセルになった。残念だが仕方ない」と諦めた様子で語った。
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