ワクチン接種いつ、どこで? 仙台・高齢者の問い合わせ殺到

 仙台市内の高齢者に新型コロナウイルスワクチンの接種券が届いた1日以降、市のコールセンターへの問い合わせ件数が、1日平均で50倍以上に急増したことが5日、分かった。接種券は届いたものの接種開始時期が未定で、同封資料には集団接種会場などの案内もなく、高齢者に戸惑いが広がっているとみられる。
 接種券は3月31日、本年度に65歳となる人を含め、1957年4月1日以前に生まれた27万1562人の住民基本台帳に登録された住所宛に送付された。
 市によると、コールセンターは3月16日に開設。31日までの12日間は問い合わせ件数が計387件、1日平均32・6件だったが、4月1〜4日の4日間は計6741件、1日平均1685・3件に激増した。
 「接種予約はいつからできるか」「予約方法が分からない」「接種が受けられる場所を知りたい」との質問が圧倒的に多いという。
 1日に接種券が届き、冷蔵庫に張り付けたという青葉区の自営業女性(75)は「何をしたらいいのか知りたいのに何も案内がない」と困惑気味。同区の無職男性(78)は「(接種券は届いたが)ちゃんとは見ていない。どこにしまったかも分からない」と話した。
 市は高齢者の接種に関し、当面はワクチン供給量が限られるとして、4月中は特別養護老人ホームの入所者を優先し、かかりつけ医による個別接種、市民センターなどでの集団接種は5月以降に先送りした。
 早ければ5月後半に始めたい意向だが、ワクチンの供給が不透明なため具体的な時期が決まらず、現時点で接種の予約は受け付けていない。
 個別接種は約470カ所の医療機関の中から高齢者が選んで直接予約し、集団接種はコールセンターに連絡して予約する。集団接種会場の22カ所は表の通り。市は予約開始に合わせ、個別接種できる医療機関の一覧を市ホームページなどで公開するとしている。
 市ワクチン接種推進室の横野幸一郎室長は「説明が不足し、多くの高齢者に迷惑を掛けて申し訳ない。随時、さまざまな媒体で広報していく。接種開始は先になるが、接種券は大切に保管してほしい」と話した。

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