東北にようやく、高齢者向けワクチン到着 石巻は13日から接種

石巻に到着した新型コロナウイルスワクチン=8日

 高齢者用の新型コロナウイルスワクチンの第1弾が8日、東北各県に届いた。いずれも米ファイザー製のワクチンで、青森、岩手、宮城、秋田、山形5県は2市に1箱(975回分)ずつ、福島県は郡山市に2箱を配分した。零下70度の超低温冷凍ができるディープフリーザーで保管し、12日にも接種を開始する。
 山形県では山形、鶴岡両市に到着。午前10時ごろ、山形市保健所の職員がディープフリーザーにワクチンを保管した。市保健総務課新型コロナワクチン接種対策室の村上武室長は「適切に管理し、確実に配送できるよう努める」と話した。
 山形市は12日から5カ所の高齢者施設の計475人に順次接種する。施設関係以外の高齢者は供給動向を見極め、予約の開始時期を決定する。
 秋田県では秋田市保健所と横手市の平鹿総合病院が受け取った。秋田市は14日、横手市は15日に高齢者施設で接種を始める。横手市ワクチン接種対策室の大坂智実室長は「集団感染や高齢者の重篤化の防止につながる」と効果に期待する。
 青森市保健所とむつ市のむつ総合病院に届いた青森県。青森市は来週から介護老人保健施設11カ所で接種を開始し、むつ市は12日以降に高齢者施設の嘱託医が巡回接種する。
 盛岡、一関両市に到着した岩手県。県医療政策室の担当者は「高齢者人口の割合と自治体の準備状況を見て、配給の順番を決めた」と説明した。
 郡山市では接種会場の医療機関2カ所に搬入され、12日に高齢者への接種が始まる。
 宮城県では8日午前に石巻赤十字病院、仙台市内の医薬品卸バイタルネットの拠点施設に運び込まれた。石巻市は13日に特別養護老人ホーム1カ所で、入居者と職員の約180人に接種する。仙台市は中旬以降、市内67カ所の特養ホームで順次、接種を進める。

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