防音万全、オンライン面接に全集中 東北学院大が「個室」設置

電話ボックス型の個室で面接の練習をする学生=東北学院大土樋キャンパス

 新型コロナウイルス感染拡大でオンラインが主流になった学生の就職活動を支援しようと、東北学院大は仙台市と宮城県多賀城市にある三つのキャンパスに電話ボックス型の面接用個室を設置した。防音と換気設備が整い、「面接に集中できる」と好評だ。

 個室は幅と奥行きが1・2メートル、高さ2・3メートル。換気扇とスプリンクラーを備え、内部にいすと机、コンセントの差し込み口などがある。土樋キャンパス(仙台市青葉区)に2台、泉(泉区)、多賀城両キャンパス(多賀城市)に各1台の計4台が設置された。15分単位で最長2時間使用でき、3月15日の利用開始から連日予約が入っている。

 面接の練習でほぼ毎日使うという経営学部4年村上真優果さん(21)は「自宅には家族や犬がいて集中しにくく、背景を見られることにも抵抗感がある。個室は使いやすくて助かる」と話す。

 室内では顔を明るく見せるためにライトを置いたり、パソコンの位置を工夫したりするという。村上さんは「できる限りのことをして就職活動を終えたい」と意気込む。

 コロナ禍で企業の採用活動はオンラインへの転換が進む一方、学生にはインターネット環境や周囲の音などへの不安がある。学院大は教室や会議室を学生に貸し出してきたが、コロナ収束後もオンラインによる選考が続くと判断。後援会から寄贈を受けて整備した。

 同様の個室は龍谷大や上智大、成蹊大などが導入しており、東北では初めて。学院大就職キャリア支援課の担当者は「学生が良好な環境で選考に臨めるよう、今後も環境を整えたい」と説明する。

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