郡和子仙台市長 定例記者会見 4/12

定例記者会見で質問に答える郡和子市長

 郡和子仙台市長の12日の定例記者会見での主なやりとりは以下の通り。

 Q 新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」を踏まえ、保健所体制を強化すると発表があった。狙いは何か。

 A 3月末以降の感染急拡大で、保健所の業務が厳しくなっている。重点措置の適用地域に認定され、何としても、この間に感染を抑えなければいけない。そのためには、スムーズな連携と機動的な体制を構築する必要があると考えた。

 Q もう少し早くできなかったのか。

 A 感染急拡大に十分応えきれず、PCR検査待ちの日数が増えてしまった。今回、体制強化を図ったのは、何としても感染を収束に向かわせねばならないとの強い思いからだ。通常業務を先送りしていることは市民に申し訳なく思うが、今はコロナへの対応を最優先にしている。

 大変厳しい新規感染者の数を確認したが、このことは私自身も驚(きょう)愕(がく)する増加だった。ここに来て、新規感染者の数が減少傾向にあるものの、高止まりの状態が続いている。しかも、東京などで関西圏で主流だった「N501Y」変異株が増えてきている。これを考えると、仙台でいつそういう状況が現れてくるか分からないという危機感もある。

 Q 高齢者に新型コロナウイルスワクチン接種券を発送し、コールセンターに問い合わせが殺到している。早く発送したがために混乱が生じた。どう思うか。

 A 手元に接種券が届いた同時期、他自治体で接種予約の受け付けが殺到しているとか、既に締め締め切られたとか報道があり、多くの問い合わせがあったと思う。確かに接種券が届いた4月1日以降、多い日は3370件に達したが、現在は減少傾向で9日は885件だった。さまざまな媒体を通じ、いつ、どのように接種できるのか広報に努めたい。

 Q 市全域の飲食店従業員にPCR検査を実施するとの発表もあった。

 A 新型コロナの影響が長期化している。重点措置に伴う時短要請も飲食店に大きな打撃を与え、苦境に立っている。飲食店従業員が定期的にPCR検査を受けられる仕組みを構築し、店舗の感染防止対策を後押しすることで、安全安心の確保を図り、地域経済の回復につなげたい。無症状感染者の早期発見にもなり、感染拡大の防止にもつながると考える。

 Q 変異株の早期発見のため、ゲノム(遺伝子)解析装置を購入するとの発表もあった。週に十数件程度の検査が可能というが、どういう狙いがあるのか。

 A 解析装置を導入し、重症化しやすいと言われている「N501Y」変異株を迅速に解析することにより、リスクの高い施設などでのクラスター(感染者集団)の発生抑制に努められるということが一つ。加えて「E484K」変異株も解析ができため、ゆくゆくは変異株の検出や感染経路の特定に結び付けられるようにしていきたい。

 Q 東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する政府方針については。

 A 航空写真で見ると、原発敷地内のタンクの数はすごい。報道によれば、来年秋ごろに満杯になるという。今後どうするのか、国民に示していくことは重要だ。漁業関係者には風評被害への懸念がある。現時点で具体的な方法が示されていないが、政府には方針決定までの過程を含め、納得のいく十分な説明をお願いしたい。

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知事・仙台市長 定例会見

 議会会期中を除き原則的に毎週開かれる村井嘉浩宮城県知事と郡和子仙台市長の定例記者会見の概要を速報します。

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