仙台市は新型コロナウイルス変異株の検査を強化するため、市衛生研究所(若林区)に遺伝子解析装置を導入する方針を決めた。関連費7200万円を補正予算案に計上し、15日開会の市議会臨時会に提出する。1回13万円の高額検査となるが、感染力が強いとされる「N501Y」変異株などを早期に発見し、感染爆発を抑える狙いがある。
市によると、購入予定の解析装置は遺伝子を高速で読み取る「次世代シーケンサー」。英国型、南アフリカ型、ブラジル型などN501Y変異株の「型」の特定のほか、ワクチン効果を弱める可能性が指摘される「E484K」変異株も検出することができ、結果は3日ほどで分かるという。
現在は検査で陽性が判明し、ウイルス量が多い検体を2度目の検査にかけ、N501Y変異株を検出する。型の特定やE484K変異株の検査はできず、国立感染症研究所に検体を送って解析するため、結果判明には1、2週間を要する。
郡和子市長は12日の定例記者会見で「重症化リスクの大きい高齢者施設のクラスター(感染者集団)発生の抑制につながる。E484K変異株の解析も進めば、感染経路の特定にも結び付く」と期待を寄せた。
ただ検査費用は高額となる。補正予算案によると、解析装置の購入費は約2000万円、それに400回分の検査試薬代として約5200万円かかる。国立感染研に頼めば検査は無料で、検体の郵送料も着払いのため必要がない。
加藤邦治健康福祉局長は「再び感染が急拡大し、療養調整に時間がかかるようになった場合、変異株の解析が早ければ入院待ちの順番を変えたり、設備が整った医療機関に変更できたりする」と述べ、費用を上回る利点に理解を求めた。
全国の政令市では神戸も昨年11月から変異株の遺伝子解析を始めた。健康局政策課の担当者は「民間医療機関からも検体を集め、市内患者の約7割を検査している。スキルの高い技師がおり、検査はスムーズに行われている」と明かす。
仙台市衛生研の相原篤志所長は「検査技術が向上すれば一度に複数検体を調べられるようになる。効率的に進められるよう早く熟練度を高めたい」と語った。
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